抄録
Thin-plate splineは3次元モデルの変形に適したモーフィング手法であるが処理速度が遅いという欠点がある.本論文は,3次元ポリゴンモデルの関節変形にThin-plate Splineを適用する際のスキームについて検討し,距離に基づく局所処理を行うことによって高速かつ適切な変形が可能であることを示す.3次元ポリゴンモデルの関節変形では,極めて多くの点が既知の制御点となり,算出対象となる頂点の数は相対的に少ない.また,変形のための係数に関与する制御点は局所的である.従って距離に基づく局所的な制御点を算出対象となる頂点ごとに選び,これに基づき係数を算出することが可能である.この方法では算出対象となる頂点それぞれについて変形のための係数を求める必要があるが,3次元ポリゴンモデルの関節変形のようなスキームでは対象となる頂点数が少ないため,一般的な方法より処理速度が速いことを実験に基づいて示す.