明治大学先先端数理科学インスティテュート
2020 年 54 巻 2 号 p. 47-
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三つの方向から見たとき異なる立体に見える錯視図形の設計法を示す.面と面が直角に接続されて作られる直角立体の垂直投影図には,3組の平行線群が含まれる.その図を水平に置き,一組の平行線が網膜上で垂直となる姿勢で斜めに見下ろすと,垂直方向へ圧縮された立体が知覚される.本当に垂直に立った旗などの小物を追加して重力方向を示すと,錯視は強化される.この立体の1例は,2018年ベスト錯覚コンテストで優勝を獲得している.
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