図学研究
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マルチメディア環境における3次元動体モデルの構築に関する一考察
高内 一平飯田 尚紀長江 貞彦
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キーワード: 画像処理, 教育評価
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2005 年 39 巻 4 号 p. 19-24

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抄録

現在, 講義を中心とした遠隔学習はインターネット等の様々なメディアで増えてきている.これらの利用の利点は自由な時間, 場所, カリキュラムの選択ができることである.しかし, 動作に対しての学習では, 講義的なものでは効果的ではない.遠隔学習の対象を「動作」に設定した場合, 自分の動作と見本となる動作の差異を認識することが, 人体動作の学習に対して強力な支援になるといえる.本研究では, 動きを学習するための遠隔教育システムの構築を目標とした.動き情報の閲覧には, 動画像を中心としたものから, 動きそのものを3次元コンピュータグラフィックス (3DCG) モデルのキャラクターで再現し, そのキャラクターの動きと, 学習者の動きを対比させて, その差異を画像処理の技術より抽出し表示して, 教育評価を行うことを目的としている.

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