図学研究
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断面図示法の理解度について
―三次元CAD利用の設計者を対象とした場合―
平野 重雄中澤 洋二横田 成昭
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キーワード: 設計, 製図教育
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2006 年 40 巻 Supplement1 号 p. 1-4

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抄録
図面は, 例えばわれわれが言葉を通じて相手とコミュニケーションを行うように, その工業生産の最初から最後まで設計者の意図を伝えるという重要な働きをしている.本報は, 三次元CAD利用の設計者を対象にして, 機械製図の極めて独特な表現法である断面図示法 (これは, 品物の内部の形状を図示する場合にかくれ線で表すが, 複雑な形状のものでは, かくれ線が多くなり図が見にくくなる.このような場合に品物の内部を示したいところが現れるような切断面で仮に切断して, その手前の部分を取り除き残った部分を図示する.よって, 内部を外形線で表すことができ明示できる.断面図には, 品物の形状によって種々な切断方法がある) [1] の機械部品の課題について解答を求め, その結果を基に設計製図のレベルについて考察した内容を報告する.
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