抄録
近年関心が高まる実務教育や実務能力の評価の要求に応えるために, CG-ARTS協会では, CGをツールとして使うクリエイターやデザイナーに必要な専門知識の習得を目的としたカリキュラムとテキストブックを開発し, 検定試験を2007年7月から全等級実施することになった.このカリキュラムは, 上級レベルで3次元CGアニメーション制作, 初級レベルで2次元CGと3次元CGの静止画制作の学習をする構成になっている.本稿では, カリキュラムと教材の特色, それに対応する検定試験で測定する能力の評価の観点について解説する.