図学研究
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道路ネットワークにおける見通し距離とひったくり発生との関係について
―見通し距離の計算法による検討―
石川 愛鈴木 広隆
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2007 年 41 巻 Supplement1 号 p. 71-76

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抄録
今日刑法犯罪の多くを都市空間で起こる身近な街頭犯罪が占めており、特に大阪府におけるひったくり発生件数は全国でも非常に多く、深刻な問題となっている。本研究では、街頭犯罪の発生には都市の死角が関係あると考え、犯行遂行現場となる道路上の見通しに着目し、道路ネットワークを利用して見通しを定量化する方法を検討する。さらに、その方法をひったくり発生に関する分析へ適用し、その結果を報告する。
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