名古屋市立大学大学院経済学研究科
2016 年 53 巻 3 号 p. 173-180
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病院を3つのタイプ─国公立,公的,私立─に種別したうえで,厚生労働省DPC病院データと地域医療情報ネットから得た公開データをリンクさせて,脳梗塞(手術なし),および股関節大腿近位骨折の在院日数について重回帰分析を行なった。股関節大腿近位骨折では私立病院の在院日数が長く,脳梗塞(手術なし)では公的病院の在院日数が短かった。病院の組織構造から生じる固有の性質が,医師のインセンティブ(努力の誘因)に作用して,医療連携の成果に影響を与え得ることを議論した。
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