日本在宅血液透析学会誌
Online ISSN : 2435-2519
学会報告
在宅血液透析の除害施設申請を経験して
阿部 政利, 山中 昇, 沓澤 和佳子, 風間 千佳, 菅生 太朗, 小藤田 篤
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2023 年 3 巻 1 号 p. 45-47

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抄録

下水道排水基準を満たさない透析廃液を放流するため,行政と事前協議を行ない除害施設の申請が必要になることが判明した.要件を満たすには,①下水道排水基準の順守②既存配管への接続方法が問題となった.下水道排水基準で問題となる項目は,水素イオン濃度(pH5を超え9未満)生物化学的酸素要求量(BOD・600mg/L未満)浮遊物質量(SS・600mg/L)ノルマルヘキサン抽出物質含有量(5mg/L)の4項目が自治体から指摘された.そのうち,浮遊物質量とノルマルヘキサン抽出物質含有量は透析廃液から混入が考えられないため除外された.生物化学的酸素要求量(BOD)は,透析用水作成時の濃縮廃液と4倍希釈されるため基準を満たすことができた.水素イオン濃度(pH)は炭酸水素ナトリウムを中和剤とすることで基準を満たすことができた.自治体は在宅血液透析開始に向けて非常に協力的で,それらを解決することで除害施設の認定に至った.

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© 2023 一般社団法人 日本在宅血液透析学会
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