水文・水資源学会研究発表会要旨集
第18回(2005年度)水文・水資源学会総会・研究発表会
セッションID: P-65
会議情報

【河川・湖沼】
一般化座標系における遠心力を考慮した波動方程式の導出
*山田 拓也山田 正
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

津波の河川遡上や洪水波の流下等,河川を伝播する波動現象は河川管理上非常に重要な問題である. 特に河川蛇行部では曲率に伴う遠心力の影響により,波の振幅が増大する事が考えられる.従って川を遡上・流下する波動の解析には河川形状の影響を正確に反映する必要がある.従来,波動論では水深変化に伴う波形変化や砕波・分散の影響に関する1次元解析が幾多の研究者により研究され,優れた成果が示されている.一方,河川で生じる波動現象に着目し,河川形状を正確に考慮した二次元理論解析を行った研究は著者が調べる限り存在しない.本研究では, 任意河川形状に適合する一般化座標系を用いて河川形状を解析に正確に反映した河川に於ける波動解析を行う.

著者関連情報
© 2005 水文・水資源学会
前の記事 次の記事
feedback
Top