水文・水資源学会研究発表会要旨集
第19回(2006年度)水文・水資源学会総会・研究発表会
セッションID: P-20
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森林水文学
水需要量を考慮した森林域水資源賦存量の評価
*澤野 真治小松 光堀田 紀文鈴木 雅一
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キーワード: 森林, 日本, 水資源賦存量, GIS
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抄録

 日本の森林は、降水量が多い山岳地域に主に分布しており、水源としての役割を担っている。森林と水資源の関係については、森林の持つ水源涵養機能に期待が集まっており、コンクリートダムの貯水効果を森林の水源涵養機能によって代替しようという「緑のダム」論などの議論がなされている。しかし、これまでの研究は主に森林からの流出のみに着目し、需要とのバランスについては議論されてこなかった。
 そこで、本研究では、森林から供給される水資源量が水需要量と比較してどのくらいの量に相当するのかといった水資源の需給バランスを調べることにより、森林域水資源賦存量についての評価を行うことを目的とした。

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© 2006 水文・水資源学会
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