水文・水資源学会研究発表会要旨集
第19回(2006年度)水文・水資源学会総会・研究発表会
セッションID: P-45
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河川・湖沼
河川感潮域におけるH-ADCPを用いた流量観測と水位・流量の変動特性に関する研究
*河津 元呉 修一岡田 将治山田 正
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抄録

より合理的な河川計画・管理を行う上で流量観測精度の向上は重要な課題である.著者らは,河川感潮域における流量観測法の精度向上,流況把握を目的とし,鶴見川末吉橋地点(5.9km)において平水時に,水平設置型ADCP(以後H-ADCPと記す)とともにADCP搭載ボートを用いた集中観測を行った1).その結果,小潮時観測期間中にADCP・H-ADCPともに約2時間の周期をもつ流量の変動が観測された.本研究では,現地観測の結果から短時間周期の流量変動の要因の把握を行うとともに,1次元不定流の基本式を用いて感潮域における数値計算を行い,河道特性および潮汐が水位,流量に与える影響の把握を試みた.

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© 2006 水文・水資源学会
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