抄録
近年、接地境界層内の熱や汚染物質の輸送に大きく寄与している乱流構造が屋外模型都市上においても確認されているが(Inagaki and Kanda, 2007),その発生メカニズムや大きさの決定要因は明確になっていない.そこで今回はInagaki and Kandaが乱流構造を明らかにした模型都市よりも10分の1の大きさの模型都市において温度変動を計測することによって,乱流構造を捉え,乱流構造の大きさの決定要因を調べた.その結果,2つの大きさの違う都市模型上に発達する乱流構造には,相似則が成り立つことが分かった。さらにPIV計測を行い,模型都市上の流れ場を可視化し,乱流構造を捉えることをを試みた.最後に両者の結果を比較して,Taylorの凍結仮説の検証を行った.