主催: 水文・水資源学会
近年局地的な集中豪雨により中小河川における河川氾濫被害が多発している。本研究では、横浜市の帷子川の元平沼橋水位観測所を対象とし、人工知能技術の一種である遺伝的プログラミングを活用して感潮河川の水位予測モデルを構築し、リアルタイムデータを用いた水位予測検証を行った。まず過去2年分の水位とレーダ雨量、天文潮位、風向、風速データを学習し、次に生成されたモデルを用いてリアルタイムの観測値と予報値を用いて水位予測解析を行った。検証の結果、潮汐及び降雨流出の両方の影響を含む水位を10cm以下の誤差で予測出来たことを確認した。