水文・水資源学会研究発表会要旨集
水文・水資源学会2015年度研究発表会
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【地下水・流出】
基本高水流量における対象降雨継続時間の検討
*小池 高哉山本 隆広
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p. 100100-

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抄録

基本高水流量は治水計画における重要な指標の一つである.しかし,その算定過程には多くの不確実性が含まれている.本研究ではその一つである対象降雨継続時間に着目した.その際に洪水到達時間に視点をおいて対象降雨継続時間に関する考察を行った.100年確率降雨量からフラクタル性に着目したランダムカスケードモデルによって様々な降雨パターンを発生させ,ハイエトグラフを生成した.分布型水文モデルにランダムカスケードモデルで生成させた降雨パターンを与えて河川流量を計算させ,ハイドログラフを生成した.その結果,対象降雨継続時間を設定する場合に,洪水到達時間だけでなく降雨の時間分布のパターンも重要であることが分かった.

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© 2015 水文・水資源学会
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