主催: 水文・水資源学会/日本水文科学会
会議名: 水文・水資源学会/日本水文科学会 2022年度研究発表会
開催地: 京都
開催日: 2022/09/04 - 2022/09/07
都市部での豪雨災害がクローズアップされ,都市型洪水に対する対策や短時間豪雨予測ナウキャストへの取り組みがなされている.通常の集中豪雨は組織化された積乱雲群によってもたらされ,激しい雨が数時間にわたって降り続くことにより,ごく狭い地域で数百ミリの雨量がもたらされ,防災上の観点から豪雨をもたらす積乱雲を出来る限り早く検知することは極めて大事である.気象学の観点からも対流雲の初期段階の挙動を様々な観測手段で捉えることは重要であることから,防衛大小林文明教授を中心とした研究チームによる総合観測がこれまでなされてきた(房総対流雲観測研究).本発表では,房総対流雲観測研究チームによるこれまでの観測成果を俯瞰し,今後の展望について述べる.