水文・水資源学会研究発表会要旨集
水文・水資源学会/日本水文科学会 2022年度研究発表会
セッションID: OP-5-01
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水災害
気象制御の実現に向けた制御容易性・被害低減効果の定量化に関する初期検討
*小槻 峻司Ouyang Mao岡崎 淳史徳田 慶太小林 亮太小蔵 正輝薄 良彦稲村 友彦
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抄録

地球温暖化の進行等により、台風や豪雨などによる極端風水害が激甚化・増加している。気象災害へのこれまでの取組は、構造物等による被害抑止や、災害発生前の準備や発生時の早期警報発出等による被害軽減等が主であった。しかし今後も激甚化・増加が想定される台風や豪雨に対して限界があり、これらに加え災害につながる気象現象自体の回避や軽減を可能とする制御技術の研究開発が必須である。この様な背景のもと、内閣府ではムーンショット目標に「2050年までに、激甚化しつつある台風や豪雨を制御し極端風水害の脅威から解放された安全安心な社会を実現」することを掲げ、研究開発体制を整えつつある。本発表では、我々のグループで取り組みを始めた、気象制御の実現に向けた制御容易性・被害低減効果の定量化に関する初期検討について報告する。

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© 2022 水文・水資源学会
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