主催: 水文・水資源学会/日本水文科学会
会議名: 水文・水資源学会/日本水文科学会 2023年度研究発表会
開催地: 長崎
開催日: 2023/09/03 - 2023/09/06
文部科学省の温暖化予測プログラムである「気候変動予測先端研究プログラム」の領域課題3(SENTAN-3)(2022年度~2026年度)では、国際的な気候変動適応への寄与を目指し、温暖化に伴いその増大が危惧される大雨のような極端現象に伴うリスク評価に資する基本情報構築が可能な、精度の高い気候予測情報の創出を現地の研究者と組んで行う計画である。文部科学省の前身プログラムである「統合的気候モデル高度化プログラム」の領域テーマC「統合的気候変動予測」(2017年度~2021年度)においては、主に東南アジアに焦点を絞って地域気候モデルによる力学的ダウンスケーリングを現地の研究者と組みつつ行ってきた。SENTAN-3においては対象領域を東南アジア域のそとにまで拡張し気候予測データセットの作成を行う予定である。本発表では、初年度に実施されたインドネシア・ソロ川流域を対象とした5km格子の地域気候モデルの積雲スキームによる感度実験の結果を紹介する。