産業技術総合研究所
NTTコミュニケーション科学基礎研究所
2012 年 22 巻 1 号 p. 23-45
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情報を秘匿するプロトコルの中には,確率変数によって秘匿性が保証されるものがある.そのようなプロトコルに対して,公理的体系の中で情報の秘匿性を証明することを目的とする.そのための,確率変数を扱うことの出来る公理的な論理体系を設計する.本稿では例題として簡単な秘密分散法及び暗号学者の会食問題を採り上げ,そのプロトコルの情報の秘匿をこの論理体系によって証明する.
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