大阪工業大学情報科学部情報システム学科
2016 年 26 巻 2 号 p. 167-181
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概要. アメリカ合衆国では議員の配分方式の合憲性に関し,一度だけ,連邦最高裁で審議された.以前よりBalinskiらは,Hill方式が小州に有利であり,Webster方式には大州・小州間に偏りがないと主張していたが,この裁判では結局その主張が認められず,Hill方式が合憲という判決で決着した.本稿では,このときの国勢調査局のErnstの主張を検討し,彼の主張の一部が妥当性に欠けることを明らかにする.
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