東京理科大学大学院理学研究科
東京都市大学知識工学部
東京理科大学理学部
2018 年 28 巻 1 号 p. 18-38
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概要. 非対称連立一次方程式をconjugate gradient squared (CGS) 法などで解くとき,残差ノルムが大きく振動すると丸め誤差が拡大し,近似解の精度が劣化する.振動を防ぐ手法としてスムージングがあるが,既存の実装法では精度は改善されないことが知られている.本論文では,スムージングによる丸め誤差の影響を再考し,精度の改善に向けた新しい実装法を提案する.その有効性を数値実験により示す.
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