電気通信大学情報理工学研究科
2019 年 29 巻 1 号 p. 78-120
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概要. 荻田・相島による固有ベクトルの反復改良法を利用して,時間に依存する実対称行列A(t)の固有値・固有ベクトルを追跡する手法を提案する.追跡に際しては,A(t)の固有対とA(t+Δt)の固有対との差がΔtに依存して大きくなること,固有値が交差する近辺で荻田・相島法の収束性が悪化することが問題となる.本論文では,荻田・相島の収束定理を改良して収束半径を広げるとともに,収束性改善のための前処理を提案する.
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