東京大学大学院情報理工学系研究科
2020 年 30 巻 2 号 p. 163-176
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概要. 枢軸選択付きQR分解は特異値分解に比べ低ランク近似として精度が悪いことが知られている．しかし計算量が特異値分解に比べて少ないので使われることも多い．本論文ではm × n（m ≥ n）の行列をrankがr行列に近似するときの枢軸選択付きのQR分解の打ち切り誤差の最小上界をr＝n－1の場合にのみ正確に見積もったのでこれを紹介する．
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