神戸大学大学院システム情報学研究科
2020 年 30 巻 4 号 p. 269-289
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概要. 本論文では,相互作用するピアノの弦と駒のモデルである,波動方程式と弾性方程式の連成系のシンプレクティック性について考察する.音響現象計算の長時間性により生じる問題に対しては,構造保存型数値解法の有効性が知られている.本論文では,対象の連成系が自然な仮定のもとでシンプレクティックとなり,シンプレクティック法が有効であることを証明する.また,実際に数値実験を行い,その有効性を確認する.
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