太栄コンサルタンツ株式会社
2020 年 88 巻 2 号 p. I_243-I_251
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水制工として江戸期に設置された加納猿尾は,犬山扇状地を流れる一級河川木曽川の急流部に現存する猿尾であり,木曽川の猿尾の中で群を抜いて長大な石猿尾で現在も役目を果たしている.本研究では,この加納猿尾について,文献・資料などを基に河川災害の発生から猿尾の設置に至る歴史的経緯を調べると共に,石猿尾の全国調査データを使用して農業土木遺産的価値について考察を加えた.その結果,加納猿尾は江戸初期設置の石猿尾として,現役で日本最大級の水刎ね水制工であることが明らかになった.
農業土木研究. 別冊
農業土木学会論文集
Rural and Environment Engineering
Journal of Irrigation Engineering and Rural Planning
農業土木学会誌
農業土木研究
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