農業土木学会論文集
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懸錘式自動転倒ゲートの水理特性
木ノ瀬 紘一
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1994 年 1994 巻 171 号 p. 121-129,a3

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抄録
この自動ゲートシステムは, 平常時流量が少ない排水路などに停留しやすい水質の悪い水や沈殿物をフラッシュすることを目的に考案されたものである。このシステムは, ゲート板と重錘をリンクした一種の自動転倒ゲートである。このゲートシステムによって流れが堰止められ, 貯留水位が所定の値になったとき, 水圧でゲート板は転倒する。そして, その板は, 貯留水位が低下すると重錘の重量で復起する。本論では, まず, ゲート板の転倒, 復起のタイミングを予測する方法を示す。そして, ゲート板が転倒したとき発生する急変不定流の解析とその流れのもつ掃砂能力を検討した結果を示す。
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