農業土木学会論文集
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温室メロンの地床栽培における潅漑管理の実態
畑地における水管理の実態 (III)
橋本 岩夫千家 正照西出 勤伊藤 健吾天谷 孝夫
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1999 年 1999 巻 199 号 p. 129-136

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抄録
温室メロンは施設畑栽培の代表的な作物の1つである。しかし, その潅水技術については, 生育ステージごとに土壌水分が微妙に変化するため, 幾多も試験, 研究が行われてきたが, 現在でも標準的な技術は確立されてはいない。そのため, 実際の栽培では, 耕作者の経験と勘で潅水されているのが現状である。そこで, 実際の温室メロン栽培における潅水実態を解明して, 経験と勘による潅水技術を平準化することが, 施設畑の潅漑システムを機能させる有効な1つの手段と考える。本研究では, 温室メロン主産地の施設畑で, 定植から収穫までの約90日における1回の潅水量, 間断日数, 土壌水分管理の実態を調査した。
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© 社団法人 農業農村工学会
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