農業土木学会論文集
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スプリンクラー灌漑のローテーションブロック内の管路の設計方法
安養寺 久男
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2000 年 2000 巻 210 号 p. 835-842,a3

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抄録
我が国の畑地灌漑計画は, 間断灌漑が基本となっている. スプリンクラー灌漑の灌漑ブロックを構成するローテーションブロックは, 間断日数で, 遅滞なく, 過不足なく灌漑を完結させるための最小の単位である. したがって, ローテーションブロック内では, 1本の散水支管に沿ったスプリンクラーの吐出流量がなるべく等しくなるように, 散水支管を設計するだけでは不十分である. ローテーションブロック全体としてみて, スブリンクラーの吐出流量がなるべく等しくなるように, 管路を設計しなければならない. 先に, エミッターの流量の変動係数を指標として, 点滴灌漑の散布ブロックの管路を設計する方法を提案した. 今回は, スプリンクラーの吐出流量の分布を指標として, 給水管と散水支管を設計する方法を提案する.
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© 社団法人 農業農村工学会
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