情報知識学会誌
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調査報告
次世代情報処理基盤としてのリファレンス構造システムとマイクロデータ
渡邊 修高島 史郎今津 達也
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2010 年 20 巻 3 号 p. 311-328

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抄録
これまで,標準化によるデータ共有のための試行錯誤が繰り返されてきたが,程度の差はあるにせよ,データを生成場所から特定のデータベースシステムに移動(=コピー)して集中させる発想が根底にあった.同じ意味のデータが複数存在することは,データ間の同期が保証される仕組みが確立されていれば問題が生じることはないが,多くの場合,同期が確保されているとは言い難い状況である.リファレンス構造システムとマイクロデータは,これまでのデータ標準化と共有化のための取り組みの中で克服することができないままでいる上記課題を解消するために構想されたものである.
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© 2010 情報知識学会
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