情報知識学会誌
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特集「サイエンスデータとマッシュアップ技術」
DIASにおけるデータ公開と課題
絹谷 弘子清水 敏之吉川 正俊喜連川 優小池 俊雄
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2014 年 24 巻 3 号 p. 254-274

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抄録
 研究者が収集したデータ,作成したプロダクトデータの分野を超えた利活用を目的としてデータ統合・解析システム(DIAS:Data Integration and Analysis System)の開発は2006年から開始された. 2010年10月からDIASが保有する研究データと研究成果データの公開を始めた.4年間の公開データセット数の増加により現在ではプロジェクト以外の研究者に研究データを提供する環境が整ってきた.有期プロジェクトが持続的に研究データを公開し続けることは困難であり,今後DIASが長期運用体制に移行することを見据えて研究データの長期的な管理体制を整備する必要がある.本稿ではDIASデータ公開の現状と持続的なデータ,メタデータの維持管理に関するDIAS が抱える問題点を述べる.
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© 2014 情報知識学会
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