情報知識学会誌
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現代における十字架は何か? -神が人類に主権を与えた理由-
安平 哲太郎
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2017 年 27 巻 2 号 p. 111-120

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抄録

 昨年の情報知識学会で、神であるイエスが人間となり、全人類の身代わりとして十字架にかかることで、人類の多重債務を帳消しにした事を歴史事実に基づいて検証し発表した。ここではイエスの身代わりは人類のイエスに対する大きな負債であり、それを返す事が人類の進むべき方向である事を明らかにする。そしてその方向で広島・長崎の原爆被災者の犠牲は、イエスの身代わりという人類のための働きに匹敵する程の重要な意味をもっている事を指摘する。さらに、環境・安全保障に関する問題から自然環境の創造者、所有者であり、人類に主権を与えた神に対しても負債を負っており、それを返す事も人類の今後の進むべき方向である事を指摘する。そして歴史の因果応報に見られる合理性によって、神であるイエスが人間となってこの世に来られたから、今度は人間が霊的にイエス・キリストの身丈にまで成長する必要があり、それがこの方向でのゴールである事を示す。

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