近年,多くの行政・団体がオープンデータの公開,活用に取り組んでいるが政府の推進する「機械判読可能で人手を多くかけずにデータの2次利用が可能である」というデータ活用までには至っていない.政府は,2012年の「電子行政オープンデータ戦略」策定や2014年にデータカタログサイト「DATA.GO.JP」[1] 運用を行いオープンデータの推進をしてきている.地方自治体のオープンデータは,データ形式・フォーマットの違いにより開示されても積極的な利活用まで至っていないのが現状である.当研究では,地方自治体のオープンデータの可能性を探るために開示されているCSVデータの項目名,項目値をベクトル化することによりデータの類似度を測る述語ベクトル法を提案する.またその述語ベクトル法を用いて,各データ間の連携可能性について調査した.