2019 年 29 巻 4 号 p. 340-343
近年,郷土史・地方史などの地域資料のデジタル化が進展しているが,具体的にどの程度デジタル化され,公開されているのかを把握するのは難しい.本発表では,国立国会図書館サーチ(NDL Search) やジャパンサーチ(Japan Search)などの検索ポータルを使用してメタデータおよびデジタル資料の搭載調査からデジタル化の進展の程度を推測した.また、郷土史・地方史などの地域資料のメタデータおよびデジタル資料を搭載する県単位の地域ポータルが,全国的なポータルであるNDL SearchやJapan Searchにどの程度収載されているかについても調査し,今後のデジタル化された地域資料のオープン化の課題について検討した.