情報知識学会誌
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富士通のSGMLへの取り組み
田崎 玄吾高橋 浩一郎
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1997 年 7 巻 1 号 p. 81-84

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抄録
 富士通では,1990年代初めから,顧客向けマニュアルを始めとした技術文書のSGML化に取り組んでいる。現在では,社内のさまざまな部門で,設計・開発部門の設計書・仕様書にもSGMLの適用が広がりつつある。その結果,SGML文書のオーサリング(作成)もニーズに合った方式を模索している。それらの活動を支援するために、SGML文書技術を核にしたシンポジウムを開催し,SGML技術のさらなる拡大を図っている。このような支援活動は,SGMLを社内CALS化推進の主要な要素技術と位置付けて,文書処理技術を,当社の業務改革を支援するシステムへ育てていく意図がある。その実例として,保守サービスの品質向上・効率化のための「IETM」(対話型電子技術マニュアル)と、企業における各種管理情報を共有化して有効利用するためのインフラストラクチャ「CRM」(企業リソース管理)を紹介する。
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© 1997 情報知識学会
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