保険学雑誌
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学生の疾病・傷害の保障に関する考察
-実務者からみる現行制度の現状と課題-
藤本 昌
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2014 巻 (2014) 627 号 p. 627_129-627_148

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抄録

わが国では,学生を取り巻くリスクに起因する疾病・傷害がもたらす結果に対して,現行の共済・保険(以下,保障制度)が十分に機能していない。なぜなら,現行の保障制度は公的医療保険を補う制度として十分に普及していないと推定できる上,現在の学生の生活実態に保障内容が見合っていないからである。
現在の学生の休学・退学の原因となる身体疾患・精神障害の状況の把握を糸口に,学生生活の維持・充実を妨げる(1)死亡,(2)後遺障害,(3)入院・手術,(4)通院の実態をみる。それらを踏まえ,国内における日常生活に範囲に限定して現行制度の対応状況をみる。
以上を確認した上で,現行制度の課題を明確にして将来へ向けた改善点を明示する。共済団体・保険会社がそれらをヒントに制度(商品)開発すれば,現在の学生の生活実態に見合う保障制度への発展を期待できる。

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© 2014 日本保険学会
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