2025 年 28 巻 p. 1-9
本事例紹介では、専門職大学の制度を活用して設立された名古屋産業大学の経営専門職学科を対象とする。具体的には、臨地実務実習の一つとして実施された長期インターンシップ事例を紹介する。専門職大学の制度では、一定割合以上の実習科目、実務家教員が概ね4割以上配置されることなどが要件とされる中、インターンシップの専門人材の実務家教員が経営専門職学科の開設以前から大学に所属し、大学改革を伴って、長期インターンシップを展開した事例である。具体的には2023年度から2024年度に実施された3つの企業の事例を取り上げた。専門職大学の制度を活用することで、長期インターンシップを正課の科目として、産業界と連携して、教育過程で学んだ内容を、インターンシッププログラムとして関連付けて、企業にもメリットが得られる形での運営が実現した。また、中小企業と連携して実施する利点として、経営者や役員・部長などの意思決定者と相談が素早くできる可能性があり、学生の状況に応じた対応などが可能である点も確認することができた。