抄録
北浦沿岸域の砂質帯から沖帯にかけてユスリカ幼虫の個体群動態を調査した。その結果、湖心部(St.1)ではオオユスリカ幼虫、砂質帯(St.2,St.3)ではLipiniella sp.幼虫が現存量的優占種となった。調査期間中の現存量の平均値(乾重m-2)は、オオユスリカが474mg、Lipiniella sp.が砂質帯の2定点でそれぞれ328mgおよび604mgであった。また、最大値はオオユスリカが1674mg(St.1、10月)、Lipiniella sp.が996mg(St.2、4月)および1411mg(St.3、12月)であった。講演では、Lipiniella sp.の羽化期や鉛直分布調査の結果についても報告する予定である。