日本陸水学会 講演要旨集
日本陸水学会第69回大会 新潟大会
セッションID: P01
会議情報

河川棲淡水紅藻類の生息環境及び保護の現状
*加藤 由起子村上 哲生程木 義邦
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
絶滅が危惧されている淡水産紅藻類(チスジノリ;Thorea okadai Yamada)の生息に適した河川条件を明らかにすることにより種の保全を図ることを目的とし、両種が現存している河川の陸水学的調査を行った。生息環境の比較から低水温、強光は阻害的に作用していることが示された。一方、栄養塩濃度、また従来信じられていたCa濃度については、分布域に特異的な傾向は認められなかった。堰などの構築による流速の変化が生じた河川では生息が認められなかった。観測結果より、水質の変化よりも、河川形状の変更が、分布に影響を及ぼしているものと結論付けた。近縁のオキチモズク(Nemalionopsis tortousa Yoneda et Yagi)の分布と保全状態についても言及する。
著者関連情報
© 2005 日本陸水学会
前の記事 次の記事
feedback
Top