日本陸水学会 講演要旨集
日本陸水学会第69回大会 新潟大会
セッションID: P18
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自然湖沼で観察された鰓尾類チョウの浮遊個体
*平林 公男荒河 尚吉田 雅彦風間 ふたば吉澤 一家有泉 和紀長澤 和也
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抄録

山梨県四尾連湖において、1994年4月から2004年3月までの10年間、動物プランクトンネットによって、水深ごとにチョウ(Argulus japonicus)の浮遊個体数、齢別構成などを調査した。調査期間中、チョウ類が観察されたのは、2000年から2002年の3年間のみで、他の年には、全く発生していなかった。発生ピーク年は2001年で、196.3個体/tであった。夏期の水温の上昇とともに浮遊個体は多くなり、8月にピークが認められた。また、水深2m層で、個体数が多かった。

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© 2005 日本陸水学会
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