日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集
第6回日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集/第14回視覚障害リハビリテーション研究発表大会
セッションID: S1-5
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緑内障
緑内障フレンド・ネットワークの活動紹介
*遠藤 由利子
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抄録

緑内障フレンド・ネットワーク(略称GFN)ができたのは2000年6月、ちょうどWHOの失明予防運動「ビジョン2020」の呼びかけが始まった年でした。代表には、緑内障で片眼が失明し、もう1眼も90%の視野を失っていた柿澤映子が就任しました。柿澤はかねてから緑内障の早期発見運動を行っており、組織の力を使ってより普及できればとの思いからの着任でした。代表顧問には、世界的にも緑内障の権威として知られる日本緑内障学会理事長・岐皐大学名誉教授の北澤克明先生をお迎えし、日本眼科医会と日本緑内障学会からもご支持をいただいて、設立されました。
それから5年。現在では1700名程の会員を有し、その啓発活動は、患者は勿論のこと、広く一般社会に対しても行われ、海外の緑内障関連団体からも驚きと賞賛の声をいただいております。
活動の一つに、年に1度、会員以外の方から相談などを電話で受ける社会一般に対するホットラインというものがあります。そこでは、緑内障の患者である会員が、様々な質問・疑問に対し、経験談を交えて対応しており、毎年好評をいただいております。
このシンポジウムでは、本年4月に行われた9日間のホットラインヘの相談内容を、年齢や性別また相談事の種類別に集計したデータを発表させていただきます。
当会は、緑内障の早期発見と早期治療、また正しい知識の普及を目指し、啓発活動を続けて参ります、本日はお招きいただき、このような場をお与えくださいましたことに感謝申しあげます。今後とも当会へのご理解とご協力をよろしくお願い申しあげます。

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© 2005 日本ロービジョン学会・日本視覚障害リハビリテーション協会
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