日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集
第7回日本ロービジョン学会学術総会・第15回視覚障害リハビリテーション研究発表大会合同会議 プログラム・抄録集
セッションID: PII-47
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ポスター発表 II
インテリジェント車椅子の可能性について
Post Guide Dog Mobility
*多和田 悟森 英雄
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抄録
視覚に障害を受けると移動方法はその人の能力と必要に応じて変化する。ほとんどの人は最初は手引きで自分で情報の分析が出来るようになるまでは、情報を与えられながら歩く。必要に応じて単独で白杖を使って情報を収集しながら歩くようになる。白杖より速度、歩行範囲を広げようとする人達、または盲導犬の能力に依存しなければ歩行できない人達には盲導犬が選択肢としてある。手引き、白杖、盲導犬それぞれに求められる能力が違う。 単独で歩行してきた人達にとって年齢、環境によってそれが出来なくなった時、自立も同時に失う。高度な能力を要求されること無く目的地に安全に到着できる歩行補助具として“盲導犬ロボット”が開発された。それの実用化を目指した形で“次世代インテリジェント車椅子”が開発された。この歩行補助具を視覚障碍者の歩行の選択肢とするために専門家による処方、歩行指導がなされなければならない。今までの歩行補助具では対応できなかった人達の歩行の可能性を期待して次世代インテリジェント車椅子の現状を報告し紹介する。
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© 2006 日本ロービジョン学会・日本視覚障害リハビリテーション協会
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