日本レーザー医学会誌
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形成外科領域におけるピコ秒レーザーの動向
ピコ秒レーザーによる刺青と皮膚良性色素性病変の治療
葛西 健一郎
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2017 年 37 巻 4 号 p. 440-446

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抄録

皮膚科レーザー領域では,照射時間幅を1 ナノ秒未満に短縮したピコ秒レーザーが次々に発売され,新しい潮流になりつつある.応力緩和時間理論は実際に働いていると考えられ,ピコ秒レーザーは,刺青除去についてはこれまでのナノ秒Qスイッチレーザーを上回る有効性を発揮する.さらに,皮膚美容に対する応用の期待が高まっているが,こちらは現時点ではまだ根拠不足であり,今後の基礎研究の発展が待たれる.

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© 2017 特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
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