日本レーザー医学会誌
Online ISSN : 1881-1639
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腎細胞癌における5-アミノレブリン酸(5-ALA)を用いた光力学診断および5-ALA投与後の尿中ポルフィリン測定の有用性の検討
岡部 尚志城武 卓安田 政実小山 政史西本 紘嗣郎
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論文ID: jslsm-40_0014

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抄録

5-アミノレブリン酸(ALA)の代謝産物であるプロトポルフィリンIX(PPIX)は正常組織に比べ腫瘍組織に高濃度に集積し,青色光で赤色の蛍光を発する.この特性を利用した癌の蛍光診断を光力学診断(Photodynamic Diagnosis: PDD)と呼ぶ.膀胱癌においては,5-ALA投与後の腫瘍の発光程度と悪性度に相関関係があることや,5-ALA投与後の尿中ポルフィリン値がその診断に有用であると報告されている.しかし,腎細胞癌においては,そのような研究報告はない.本研究においては,腎細胞癌における5-ALAの診断に関する有用性について検討したので報告する.

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