日本レーザー医学会誌
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乳児血管腫の治療戦略~クリニックの立場から~
天野 冨紀子
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論文ID: jslsm-42_0003

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抄録

乳児血管腫は自然消退する腫瘍であるが,消退後の残存病変が問題であり,修正手術を必要とする症例が少なからずある.当クリニックではロングパルスダイレーザー(595 nm)とプロプラノロール内服あるいは両者の併用で積極的に治療介入し,局面型は1才以下で,腫瘤型は2才台で早期に確実に消退させている.残存病変を軽くするためには,発症初期から治療を開始して腫瘤の増大を抑制することが重要だと思われる.

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