昭和医学会雑誌
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気管支形成術の麻酔経験
中井 久美子外丸 輝明武田 昭平沼尻 康男香川 豊明米良 仁志
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1983 年 43 巻 2 号 p. 269-272

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抄録
症例は, 34歳の男性.4年前より咳嗽, 咳痰排出が続いていたが, 呼吸困難のため入院となった.精査の結果, 気管支結核により気管右気管支に3ケ所の狭窄が認められ, 右の気管支形成術が施行された.麻酔は, NLA本法と持続硬膜外麻酔を併用した.開胸後は, Fio2 0.5とし気管支形成終了までは気管内チューブを左主気管支に挿入し, 片肺換気とした.術中動脈血ガス分析では, Pao2 AaDO2ともに比較的良く保たれ, 無事手術を終了した.術後硬膜外カテーテルよりモルヒネ2mgを注入し鎮痛をはかり, 経鼻挿管チューブより頻回の気管内吸引をおこなった.術後経過は良好で, 呼吸機能も改善がみられ, 術後37日で退院となった.
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