昭和医学会雑誌
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運動負荷による高蛋白尿の選択性について
緒方 昇猪口 清一郎有江 醇子沢田 芳男
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1985 年 45 巻 5 号 p. 699-703

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抄録
運動負荷によって生成される尿蛋白の消長を尿蛋白の選択性の面から検索した.5名の男子athleteに長距離走を負荷し, 負荷前後の尿と血液とを試料に供した.免疫沈降法により尿ならびに血液のtransferrinとγ-globulinを測定し, transferrinクリアランスに対するγ-globulinクリアランスの比; Selectivity indexを求め, 尿蛋白の選択性を検討した.
運動負荷によってtransferrinクリアランスは5%の危険率で増加に有意性が認められたが, γ-globulinクリアランスの増加に有意性があるとは認められなかった.Selectivity indexは運動負荷によって0.38±0.15から0.78±0.28 (mean±standard deviation) へと増加を示し, この増加には0.1%の危険率で有意性が認められた.なお, 同時に尿中の乳酸albumin, β2-microglobulin, creatinineも測定し, あわせて検討を行った.
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