昭和医学会雑誌
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運動負荷による尿LDHアイソザイムの変動
―12分間走の影響―
緒方 昇猪口 清一郎有江 醇子沢田 芳男
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1985 年 45 巻 5 号 p. 693-698

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抄録
健常男子に12分間走を負荷し, その血清および尿についてセファデックスG-200によるゲル濾過分画を行い, LDHアイソザイムの運動による影響を検索した。
尿は約50倍に透析濃縮し, ゲル濾過を行った。運動負荷後尿のゲル濾過でLDH活性はmainfractionとsubfractionに2分画されたが運動負荷前尿はmainfractionしか認められなかった.運動負荷前後の血清および尿について2回ゲル泝過を行い, LDH活性のmainfractionについて乳酸に対するMichaelis定数 (Km値) を測定したところ, 運動負荷前血清では2.1mM, 尿では5.3mM, 運動負荷後血清では4.5mM, 尿では8.0mMであった.運動負荷後尿のゲル濾過のLDH活性のmainfractionとsubfractionについて, 標準タンパクのstandardization curveから分子量を測定したところ約12.3×104と約6.6×105であった.ゲル瀕過分画をagar gelのelectrophoresisによりLDHアイソザイムを測定したところ, 運動負荷後のmain fractionにLDH3の増加とLDH4, LDH5の出現がみられ, subfractionにはこれらの変化はみられなかった.Subfractionについてグロブリンの免疫反応を行ったところIgGの部分に沈降線を認めた.
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