昭和医学会雑誌
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B cell typeの慢性リンパ性白血病におけるAdenosine Triphosphatase及びAlpha-Naphthyl-Acetate-Esterase活性について
杉山 喜彦光谷 俊幸塩川 章九島 巳樹別所 知彦渡辺 秀義飯田 善樹大原 秀治鈴木 孝
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1986 年 46 巻 4 号 p. 453-455

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抄録
病理組織学的及び免疫学的にB cell typeのChronic Lymphocytic Leukemia (CLL) と診断された12例につきANAE染色とATPase染色をリンパ節のスタンプ標本を用いて行なった.すべての症例においてANAE活性は減弱がみられたのに反しATPase活性は全例に増加が認められた.ANAE染色がT cellマーカーになるのと同様にATPase染色はB cellマーカーとしてリンパ節疾患の補助診断となりうる方法と思われた.
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