抄録
家兎心室筋のexcitabilityに及ぼす不整脈薬の影響について, リドカイン (2.0mg/kg) , プロカインアミド (8.0mg/kg) , ジソピラミド (1.5mg/kg) およびカルシウム拮抗薬: ベラパミール (0.25mg/kg) とジルチアゼム (0.35mg/kg) を用いて, 1mA以下のAnoda1刺激によるStrength Interval曲線を描き, 拡張期閾値, 有効不応期, 過常期およびDip現象の動態をこれら薬剤の投与前後で比較検討した.リドカインは拡張期閾値を上昇させ, 有効不応期を延長させ, 過常期およびDipを消失させた.プロカインアミドとジソピラミドは拡張期閾値を上昇させ, 有効不応期を延長させたが過常期やDipは残存せしめた.ベラパミールとジルチアゼムはexcitabilityには何ら影響も及ぼさなかった.