抄録
症例1: 55歳, 女性.臨床所見・組織像ともに典型的であり, 頸部・胸部・上肢に滲出性紅斑が発生した.症例2: 15歳女子.顔面・四肢に小豆大から大豆大までの圧痛を伴う滲出性紅斑が多発した.経過中, 臨床所見が変化し, 紫斑・紅色丘疹・膿疱が主体となった.臨床的には非定型的であったが, 組織学的に本症と診断した.2例とも上気道炎が先行し, DDS内服を中心とする入院治療により, 症例1は22目で, 症例2は42日で略治した.DDSを中心に本症の治療について, またHLA typingの点でBehget病との鑑別診断について考按した.