昭和医学会雑誌
Online ISSN : 2185-0976
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発見動機よりみた肺癌検診の有用性の検討
高木 啓大塚 英彦清水 晋鈴木 一野口 英世金子 昌弘小野 良祐池田 茂人
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キーワード: 肺癌, 検診, 診断遅延
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1993 年 53 巻 1 号 p. 1-7

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抄録
肺癌症例705例について, 発見動機よりみた組織型, 発生部位, 病期, 手術率, 診断遅延等より, 肺癌検診の有用性を検討した.検診で発見された症例の割合は33.0% (233例/705例) であった.病期O・I期の症例は, 検診発見群で40.3%, 自覚症状発見群で9.3%であった.絶対的治癒手術率では, 検診発見群で46.8%, 自覚症状発見群で18.4%であった.肺癌検診は早期発見に有用と思われたが, 検診発見群では治療開始迄に平均37.9週間を要し, また全症例の52.9%に平均39週間の診断遅延を認めるなど, 検診の精度管理になお改善の余地が認められた.
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